30年程昔、交通事故に遭い、利き手の手首を壊し
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其の時、ギブスをし・・・もう右は使えないかも??と
利かない左手で、訓練に描いた、想い出の一枚
パステル画です。



パステル30号<>  (八杖正治さま・ご所蔵)


利きかない左手で描く・・・と云う事は、
無意識に右手を動かす習慣
に成ってた

動きのままならない左手は、あらためて、
良く見ること
思い出させてくれました。



 
利きかない左手で描いた俳句です・・・

病床俳句<院内寸景>

(JIJI俳句帖から)

昭和六十年十二月、交通事故に会う。
右手首を複雑骨折し、一ヶ月余の入院生活を、
浦和市立病院で送りました。。。

利き手をギブス固定では、絵を描くことも、生活も、ままならず、
   その間に、我流の俳句を試みました・・・ 
歳時記も無し、季語も知らない、我流の作品ですが・・・
  一つの心の記録として、左手で俳句帖に書いたのです。
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寒烏 舞い丹沢の 紅の色

    寒あかね 絵を嵌めしごと 今朝の窓

   手で浚う 味噌汁の菜の 温き哉

   寒あかね 突き刺す如く 立つ欅

   病窓は 風吹き荒れて 朝たばこ

 寒菊や 患者の足裏 白き哉

      枯れいちょう 窓に筑波の 見えにけり

    積もらずに 溶けゆく雪や 蓬の芽

    牛乳瓶の 蘭ポトリ落ち 日脚のぶ

   欅木立 老婆たやすく 大根引く

 病室の 窓に草萌え 待つ退院

    日だまりも ラジオの音も 傷を射す

   まつわれる 汗にほぞかむ 長い夜

  不自由な 自在ストロウ 傷痛む

  緋の空を 切りて横切る 鳥一羽

    隙間風 オペ終わりたる ざわめきや

 初霜や 遥かに思う 手賀の釣

   小康の 日だまりで吸う 朝たばこ

 滲むごと 輝く廊下の 寒き夜

 丹沢の 影従えて あかね冨士

 退院の 朝新たなり 寒の冨士

 

   正月の 下駄の響きを なつかしむ

 熟柿を 空に散りばめ 白い山

 熟し柿 黒くたたずむ 冬の雲

老妻と 歩く旅路の 秋深し 
                                   
                            2015/10 再収録しました )


bn-haiku

俳句の陶板
昭和60月、家内の実家・会津に、怪我の湯治に行き、、、
会津:酔月窯で焼いた陶板です・・・



昭和60年5月4日 会津:酔月窯にて・・・


陶板焼き:俳句・<朝焼け>


部分・サイン


陶板裏面の添え書き



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