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    ビンが跳ねる、趣向です
!! 少しお待ち下さい・・・


Building Process

  カタロニヤ船  製作工程解説



ようこそ、解説頁へ!  BSの秘密です



Building Process
 ボトル・シップは、 こうして造られているのです・・・・



この模型の原型は
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スペイン・カタロニヤ地方の、船乗が航海の安全を祈願して
教会に奉納した「教会船」=Church−Shipsなのです。


セント・マタロ教会に有ったのですが・・・
現存する世界最古の模型として…貴重な作品なので…
いまは、ロッテルダムの海事博物館に、大切に保存されています。



帆船模型を造る人達の、バイブルのような船で…
このBSは、
模型の模型なのです





製作手順 :解説:

まず、びんを良く洗い…乾かします。 瓶の口径(内径)が25m/mである事を確認。
瓶口を通過できる大きさに分割して下地を作ります…この場合、素材はバルサ材です。




下地に、舷側板のチーク材を、細く割き・・・張り込みます。
こうして…板目を造ります。





この解説用に、2隻を平行して、作業しました。
良く比べて見て頂くと…上の方が作業が進んでいます。




船尾や各部がキチント合わさる事を確かめ・・・帆綱(リギン)の下ごしらえをします。
常に色合わせして、「古びた感じ」を…心掛けます。





船首甲板を仕上ます。
このままでは、
瓶口の25m/mを通りませんから、中央から二つに割れます。




甲板内の手摺(てすり)を仕上ます。
こう云う部分も、色合わせを心掛けないと・・・
オモチャぽく成りがちです。




船尾・物見櫓(やぐら)の工作です。
小さな手摺は、まとめて一本に作り、切り分けて作業するのがコツです。




櫓(やぐら)が仕上がりました。 小さい梯子も作ります。
常に、本体に合わせて、汚し塗りします。




船尾に櫓(やぐら)をとり付け、実在感(スケール)が出てきます!!
此れが、
帆船模型造りの醍醐なのです!!!




堅いツゲ材で、リギン用の滑車(かっしゃ)を作り・・・
ボンド引き
(糸のケバ立ちを無くす為、縫い糸をボンドの着いた指先でシゴクこと)




マストが仕上がります。 見張り台は「デフォルメ」されていて…大きいのです。
ヤードは此のままでは、瓶口は通りません。マストを貫通した糸は可動式で、 
瓶入れの時は、ずらせて…帆桁はマストと平行に出来ます。





取り付け小物の工作、三角の袋が水入れ、ザル状のものは食料篭
この模型が作られた当時の、船乗の生活が偲ばれます!!




以上の工程で20以上の…瓶口25m/mを通過出きる部分品が完成します。
此れを、瓶外で組み立てて・・・仕上がりを確認します。








20個からの、準備出来たパーツを、
瓶内で、下図の土台にいひとつずつ…接着します。


持具ピンセットのようなもの)で瓶内に運び
一つずつ 接着してゆき…ボトルシップが完成します
!!!


他のボトルシップも、みな…この様な工程で造られているのです。

この解説は、亡くなられた岡田重三会長・設計に拠ります。

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