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お別れの辞 人の命は恐ろしい程の年代を重ね、連綿(れんめん)と線で繋がっている。 一人の一生は其の内のわずかなわずかな点にも過ぎない。 <わかれの繰り返し>なのだ。 わたしの父は晩年口癖のように言っていた・・・ 『天国も地獄も無い、有るとすれば此の世… 今が天国なのだ』 昔の帆船模型に、<エンダービー号>と云う有名な作品が残って居る。 何故?有名かというと、始めは個人が持っていた一個の古い帆船模型に過ぎなかった。 有る時其の模型の何処かが壊れて、修理しようとしたら船体の中から 昔その模型の作者が封じ込めた手紙が出てきて、其の船の名が<エンダービー号>と解った。 手紙には「生きている内に死後の用意をして置く者は幸せになれる」 と云う意味のことが書き残され、併せてその手紙が百年以上の昔に封じられたことが解った。 帆船模型の歴史の上で重要な価値が生じて、船名とともに有名になったのだ。 わたしは<エンダービー号の故事>にロマンを感じ、自分の造った帆船模型に 次世代の誰かに当てた手紙を封じる模型作品を気紛れに造った。 特別に誰がを意識して書いたわけではないが、小学生が何年か後に再会を約して 校庭の一隅にタイムカプセルを仕込む… あの程度の発想なのだ。 わたしは、この日記の終わりの項目を、明るいBGMをえらんで、<お別れの辞>から書きました。 世の中の平均寿命が延びて80才くらいは当たり前になっては来たが、 でも… 今のJIJIの歳71才は、やはり用意をしておく歳?なのだと思う。 もし<サヨナラのとき>はこの気持ちを伝え… 悲しまないで次の誰か?にバトン・タッチしたい!! サイトを尋ねて下さるみなさん! ありがとう!! この<想い出日記>の全項目が書き込めました。。。ro-1から老後を続けます。。。 続けて応援してください '07/9/28 追記 みなさん応援ありがとう! 一応の完結!! 其の2を書き貯めてます。一昨年、前立腺癌を摘出手術幸いに転移がなく 元気になりました。 あと何年生きられるのか?応援をお願い致します。。。