わたしは4人姉弟で、上から二番目…♀♀ 男はわたし一人、一番下の妹は、
 大分離れていて、 いわゆる<恥かきっ子>、 父の壮年の子宝だ。
 この思い出は、其の妹も生まれてない…もっと前の想い出なのだ。
  
  其の日は大雪の日で、子供の腰丈ほどの雪が積もった。
 何故覚えているか?というと、其の日父と母が大喧嘩をして、
                            
 父が母の着物を破くほどの騒ぎだった。 姉が居たかドウかは記憶が無いが、
 わたしは一人泣きながら、雪を掻き分けて、坂上の線路の踏み切りを渡って、
 線路向こうの叔父の家に助けを求めに行ったのだ。
 母の妹夫婦(叔父・叔母)の家だ。。。 喧嘩の結末は、どうなったのだか記憶に無い ^o^);;;

  只、叔父が優しく遊んでくれて、<雪つり>と云う遊びを教えて相手をしてくれた。
 それは、木炭の切れ端の中央によーよーの様に長い紐を付け、
 縁側から庭の雪の中に投げ紐を手繰るのだ… 何回か繰り返すと、雪の玉になる
 雪が釣れる楽しみに紛れて、他のことは何も覚えていない

 電車もストップしてた。後から思うに、わたしの5才の冬、<2.26事件>の日の記憶らしい。
 子供の前でよく夫婦喧嘩をする人が居るが、子供の記憶というのは、コワイものがある。 つつしむべし
 些細な事で子供は傷つくし、意外に繊細なのだと思う・・・
 
                  両親も、叔父も叔母もとうにいない。合掌   


大雪の日

yo-7

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